9月30日(水)雨。昨日は午後から大阪行き。谷町6丁目にあるギャラリーで29日から始まった今井祝雄さんの個展を見るため。祝雄さんのつれあいはノンフィクション作家の今井美沙子さんで、会場で待合せて久しぶりに歓談す。昨日は初日で、オープニングに作者のトークなどがあったのだが、夜は別の会合があり、急いで京都へ戻る。
約束の時間より少し早めに着いたので、空堀商店街を散策す。この辺りは商店街の通りが高くなっていて、両側はうんと低い。文字通り、大坂城の外濠跡なの だろう(大坂城三の丸の外堀とのこと)。土手と埋め立てられた堀跡に家が立ち並んだ、ということらしい。商店街は千林や天神橋筋ほどの賑わいはないが、それでも大阪らしい店が並んでいる。商店街を横に入ると、写真上のような店があった。古い町家を活かした店舗で、右側の店は屋根に草がはえている。まるで藤森照信のタンポポとニラの家のよう。この辺りは先の戦争で焼けなかったため、古い家が残っている。下の写真は商店街から石段を降りたところ。レンガ壁を持つ三階建の家が並んでいる。やたらと路地と坂道の多いところだ。
今日は一日中雨。札幌のYさんより電話あり。「こちらは快晴。ぐずぐずしていると大雪山の紅葉が終わってしまうから早くでておいで」とのこと。去年は10月半ばに出かけて層雲峡の紅葉を愉しんだものだが。