6月19日(金)曇り。全国的に空き家が社会問題化しているが、京都も例外ではない。町を歩くと無人となった家屋をよく見かける。東山あたりなど、長屋がこぞって空き家というのも珍しくない。町なかでは空き家を京風店舗にリノベイトしたものを見かけるが、(それが人気)それだけではまかないきれないほど、空き家が増えている。人口が減っているのだから、新築よりも中古建物を再利用するほうがいい。京都は木造の町家がまだ多く残っているが、年々姿を消している。今日も取り壊された跡を見かけた。隣の壁にゴーストのように家の形が張り付いている。壁を共有しているせいか、こんな風景をよく見かける。
16日の新聞に、「文科相が国立大学の学長に国旗国歌要請」という記事あり。国立大学86校の学長に、入学・卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱を要請した、というもの。また、文系学部の廃止や組織改編を求めた、とも。補助金と権限を握る文科省からの求めに、学長たちからは困惑の声があがっている・・・とある。なんだかいやあな感じ、今上天皇は、「国歌国旗を強制しないように」と言われたと記憶しているが。文系廃止、組織改編というのもねえ。大学に実学だけというのは片肺飛行のようなものにならないかしら。一見無駄にみえるもののなかに、人間の未来があるということだってありうるのにねえ。
市場に青い実山椒が出ていたので買ってきた。早速ちりめん山椒をつくる。ちりめん200gに山椒を50gほど。(たっぷりが好きなので) まずは実山椒をお掃除。なかなか細い茎がとれない。自宅用だからとそのまま使うことに。先日事故で亡くなったUさんは、このちりめん山椒つくりの名人だった。できあがったものを拡げて風で煽ぐと、さらさらとなると教えてくれた。Uさんの言葉を思い出しながら作業に集中。今年も美味しくできました。
写真上は寺町下御霊神社あたりで。下は麩屋町通りで。こんな空き地が目立ちます。