1月22日(火)曇り。これまで富山へは何度も出かけたが、その殆どは氷見、高岡、砺波、立山方面で、県央富山市を歩いたことはなかった。今回初めて富山市内を散策し、いくつものユニークな施設に会った。前日訪ねた県美術館もそうだが、町の中心繁華街にある市立図書館本館にも驚いた。まずその外観のユニークなこと。きらきらとしたガラス板に覆われた建物で、名付けて「TOYAMAキラリ」。その中にガラス美術館と図書館が同居している。建物の中は地元産のスギ材がふんだんに使われ、各階の柱は鏡で覆われている。上階まで吹き抜けでエレベーターで上がりながら、各階の様子を見ることができるのだが、内部の造りに目を奪われて、なんとも落ち着かない。ようよう郷土資料のコーナーへたどり着き、富山ゆかりの文学者に関する資料などを見たのだが、ガラスと鏡と木に囲まれてしばらく目が回りそうだった。設計者は現在建設中の新国立競技場と同じ隈研吾。ふんだんに木を用いるのがこの人の特徴か。
館ではちょうど「ジブリの大博覧会」が開催中で、吹き抜けのフロアに大きな飛行船の模型が展示されていた。
北陸は雪と覚悟して完全防寒で来たら、立山連峰は真っ白でしたが、町には雪はなく肩すかしを食ったようでした。ホテルの人もこの時期雪がないのは珍しいと言っていました。
写真上は富山市立図書館の外観。下はその中。1階、3~5階が図書館。中央吹き抜け部分にジブリの飛行船が展示されていました。