12月27日(月)雪のち曇り。朝、カーテンを開けると、外は一面真っ白の雪景色。昨日も山々は真っ白に冠雪していたが、今朝は町も雪に覆われている。この寒さ、日本海側に大雪を降らせたようで、高速道路が通行止めになったり電車が運休したり、各地に交通マヒをもたらしている。日曜日、夕食にきた女子大生たちは今日、九州や北海道に帰省するといっていたが、無事、帰り着いたものやら。
太宰治の小説だったかに、男が、夏用の着物を買ったから来年の夏までは生きようと思う、というような文章があった。なにかしら目的があると、とりあえずそれまでは元気でいようと思うのか。そういえば新聞の俳壇にこんな句があった。「生きるつもり一年分の新茶買う」(所沢 小林久子)。取り敢えず一年は大丈夫か、これが3年、5年となると、果たしてと思う年齢になった。「そのうちに」などと言わず、機会があれば逢いたい人には会っておくこと・・・そう思っているのだが、コロナのせいでそれもなかなか叶わないのが辛い。(そう言いながら11月には九州に出かけて、大切な友人たちに会ってきました!)
今年も残り4日、一年を振り返るのにはまだ早いが、もう昨日のことだって茫々・・・。文読む日々を重ねて今年も過ぎようとしています。●半藤一利『人間であることをやめるな』(講談社)を読了、墨子の言葉が21世紀の現代にもそのまま通じることに驚いています。墨子の言葉が普遍性を持つ所以でしょう。
写真は今朝の愛宕山。左側の山は嵐山、雪の鳥居形が見えます。