IMG_1896 (2) 2月13日(木)曇り。TVも新聞もニュースは新型コロナウイルスに関することばかり。どんどん感染者が増えていく一方、国内の感染者についてはその感染ルートが不明というのが不安。なるべく人ごみは避けましょうというので、観光地はガラガラという。京都の場合はあまりにも増加する一方のインバウンドに悩まされる部分もあったから、静かになって喜んでいるむきもあり。午前中、用事があって梅田まで出かけたが、確かに京都駅では人とぶつかることもなく歩きやすかった。梅田の紀伊国屋書店で「文藝春秋」3月号を購入。同人誌をやっている友人のKさんから感想を求められたので、最新の芥川受賞作品「背高泡立草」を読むため。帰りの電車の中で読み始めたが、これが退屈というか、読むのに苦労するというか、途中で読むのを諦めてしまった。さて、Kさんに何と伝えよう。今回で選考委員を引退する宮本輝の退任の辞が載っていて、そこに「毎年2回、候補作を読み込むのがしんどくなって」とあったが、そうだろうなあと思ったことだ。文芸雑誌を読まないので、新しい作家や文学作品とは縁遠くなって久しい。我慢して読む、ということができなくなったせいもある。これらも時が経てば古典になるのかしら、さて、どうかしら。
 つつましく生きて文読む日永かな 朱雀