IMG_3384 3月4日(木)晴れ。昨夕のTVニュースで伏見区淀の河津桜のことを知った。なんでも地元の人たちがこの桜を伊豆から取り寄せて植え続けてきたそうで、20年になるいま、見事な並木に育ったという。河津桜は早咲きなので、いまが見ごろとのこと。一昨年の春、伊豆の本場を訪ねたがもう花は終わったあとだった。伊豆に行かなくても花に会えるなら、見ばや、行かばや、というので、朝食後すぐに出かける。地下鉄~京阪と乗り継いで、京阪淀駅で下車。そこから歩いて15分ほどのところに水路があり、それに沿ってピンク色の帯IMG_3395ができていた。濃いすぎる花の色にちょっとたじろいだが、桜は桜、今年初の花見なのだ。時間が早かったので、花見客もまばら、ゆっくりと花を楽しむことができた。私たちが帰るころ、続々と花見客がやってきていたから、昼前には密状態になったのではないか。
 京阪淀駅が立派なのに驚いたが、競馬場が目の前にあり納得。帰りの電車に乗る前、駅近くにある淀城跡に寄ってきた。城内に淀藩稲葉家の初代正成を祀る稲葉神社があった。案内板によるとこのお城は江戸時代に入ってから徳川秀忠の意向にIMG_3373よって築城されたものという。私はここがあの淀殿の城とばかり思っていたのだが、秀吉が淀殿のために築いた城はここから北方の納所にあったとのこと。これまで京阪電車が淀駅を通過するとき、窓から見える城址の石垣を眺めては淀殿の城かと思ったものだが、あれは全く的外れだったと知ってがっかり。何事も先達はあらまほしき・・と思ったことでした。
 写真上と下は伏見区淀新町にある淀水路の河津桜。中は淀城跡の碑。